山形県 長井ビジネスチャレンジコンテスト

2018年2月24日(土)長井ビジネスチャレンジコンテストを観覧するために、山形県長井市に行ってまいりました。

地ビール村上さんがグランプリ、そして他にも江戸時代から14代目の紅花ハニーリップの石井さんや、トマト生産のやさい畑の土屋さんなどなど、長井市の特産をフューチャーしたビジネスアイデアやプランを競いあいました。

専修、日大、大正の大学生が長井の事を考えて臨んでいたのは感心いたしました。

ビジネスアイディア部門にはご当地長井工業高校から3名のグループが出場。デジタルな時代だからこそ、アナログを大事にする着眼点が良かったです。ちゃんと先輩、後輩と自分たちが繋がっているんだという意識に感動しました。


15年前はサンノゼや東京で開催されていたのも、ついに山形各地でも行われるようになり、差こそあるでしょうがどこでも起業出来、インキュ施設があり、指導までしてくれて、コンビニエンスな時代だなと。私事ですが、35年前比較的若者に緩いリクルート社に相談して支援を仰ぎ、援助(お金)を貰った時代が懐かしいです。

役所にもスタートアップ経験者とか居るようになったらどうなるのか、チラッと帰路に考えてみました。


そして最終結果ですが、

地ビールによるビジネスで村上さん(長井ブルワリークラフトマン)がグランプリ!!

デザイン重視でホップも長井産のものを利用!私も以前長井市伊佐沢に視察に行きましたが、キリン一番搾りはこの町のホップが使用されているとのことです。


最近会う人会う人ビール関連の人ばかりで、情報だけは集まりますが、地ビールでのビジネスは大変でしょうね。一度は飲んでくれても、そのあとブランドチェンジするリプレイスのパワーが莫大な費用と脳が必要です。1993年にYellow Two Factoryさんでキリンラガービールのラベルを含めた戦略ブランディングを担当して私は横目で見ながら苦悩しておりましたが、たばこでもブランドを替えさせる力がものすごく、当時JTを含め、景品法に抵触するくらいに1カートンでTシャツとウィンドミルターボライターのプレゼントなどどのブランドでも連発しておりました。その後F1などモータースポーツなどの広告が禁止されてから、現在の道に落ち着きましたが、お酒も似た部分がありました。


しかし、成功しはじめているのは横浜スタジアムで飲める「ベイスターズビール」

結構売れていて、いまや観戦の定番になりつつあります。しかもここ数年横浜スタジアムでの観客動員が3万人と満員に近く、その上増設工事、ホームゲームでのサヨナラゲームも物凄く多かったので、最後まで観戦する客も多く、そしてドーム球場でないので暑くて沢山売れたのだと思います。


そして面白いデータを拾いました。プロ野球優勝チームのビール掛けは

アサヒ 5チーム(ソフトバンク、ロッテ、楽天、阪神、横浜)

キリン 3チーム(ヤクルト、広島、中日)

サッポロ 2チーム(日本ハム、西武)

サントリー 1チーム(巨人)

不明 1チーム(オリックス)


という感じですが、みんな沖縄でキャンプするので、そろそろオリオンビール(アサヒになりますが)はいかがでしょうか。相当な利権に固められていそうですが!ここでもアサヒが強いんですね。

しかし、この2月は山形ではビールを美味しく飲むために雪下ろし作業を頑張るのが最適なのかなと・・・ この通り今年は例年になく豪雪です。(山形鉄道今泉駅ホームにて)


話しは脱線してしまいましたが、この地ビールはじめ、他にもトマト加工置賜ママごはんの土屋さん(やさい畑)の生産過剰トマトの話は、なんとかならないかと思いましたし、日本全国で普通に行われているのでしょうけど、コンビニのお弁当の末路にも似ていました。また紅花ハニーリップの石井さんも高級路線で、食べてもOKなほどの安全なリップを提供しているというのも提供先さえ間違えなければ、いけそうな製品でした。みなさん商品の元を創れても、その先の販売チャネルや企画力がないと仰っておりましたが、ここが一番の悩みどころなのは東京でも山形でもインドでも同じですね。

GROOVIN'

事業企画戦略をハンズ・オンで提供する GROOVIN' のホームページです。

0コメント

  • 1000 / 1000